お兄ちゃんは
数年前に
お月様になりました。



というのは
戒名の中に
月という漢字
をもらったからです。



母は
今から自分の戒名を考えていて
太陽の陽を入れたいと想っているようです。



そして
父は空がいいんじゃないかなと
想っているようです。



その話を聞いて
私は何がいいかなぁ〜〜〜?
と考えていると
大地の地 
と浮かんできました。




 
 
 
 
 
 


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月はとってもひかえめなので
みずから 輝こうとはしなかった。



でも
とってもとってもやさしいから
地球の周りをくるくるとまわって
いつも みんなを見守っていた。




そんなやさしい月に
太陽は
溢れるほどの光を届けつづけた。
終わることのない
尽きることのない光を・・・




その光をうけた月は



いつもここにいるよ。
いつも一緒にいるよ。
だからさみしくないよ。



と夜闇に語りかけるように・・・
やさしい光を放ちながら・・・



静かに輝くことにした。




そんな
すべてのありのままを
受け入れてくれる
雄大な空よ。
ありがとう。


 
 
  


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もうすぐ
お兄ちゃんの命日です。
今年の命日は
花火をあげたい気分の妹なのです。