書籍『ディバイン・マジック』レビュー

ドリーンの書籍の中でも、いちばんマニアニックなのが、この『ディバイン・マジック』です。古代エジプトや、ヘルメス哲学を基にした内容で、自分と縁のないテーマかと思いきや、興味深いところとして、付録のCDでは、とくに「極性の原則」についてふれています。

なんだかさらに難しそうな言葉ですが、「正反対のもののちがいは、尺度にすぎない」ということになります。

かたい&やわらかい、重い&軽い、熱い&冷たい、うるさい&静か、善と悪、こんな反対のものは、片方の資質を感じ取ったときに、我々は、その逆の資質も感じ取っており、この法則をうまく利用することで、あらゆることが可能になります。

物事を思い通りにするコツは、ここにある、といってもいいのかもしれません。ドリーンは、言うまでもなく、さまざまなことを実現してきた人ですが、それは天使たちのサポートはもちろん、こういう“法則”をうまく利用してきたのだな、とわかった気がしました。

本屋でよくある、成功法則の源のような、内容で、発売からずいぶん経っている本なのですが、いまさらながら驚きました。

付録のCDは、ナレーションと誘導瞑想で構成されていますが、本の内容を、CDの音声で聞くことで、まったくちがう響きをもって頭に入ってくるから不思議です(肝になる言葉にエコーがかかっているのも印象的)。


書籍『ディバイン・マジック』
http://honokasha.jp/angelcard/books.html